昔ブルガリアヨーグルトについていた小袋の砂糖を覚えていますか?
私はあの砂糖が大好きで、砂糖がつかなくなると聞いた時にはものすごくショックを受けました。
小学生くらいの子であれば、あの砂糖を覚えていない子もいるかもしれませんね。
顆粒状になっていて、かけるとサラッとヨーグルトに溶ける不思議な砂糖。
あの砂糖は「顆粒砂糖」という種類の砂糖で、「フロストシュガー」とも呼ばれています。
名前自体、初めて聞いた方も多いと思います。
残念ながらフロストシュガーはあまりスーパーなどで見かけることはありません。
しかし、フロストシュガーが好きな私は調べました!笑
どこでフロストシュガーが売っているか、そもそもフロストシュガーとは何なのかご紹介します。
フロストシュガーってなに?
フロストシュガーというのは、多孔質で、顆粒状になった砂糖のことです。
以前ブルガリアヨーグルト450gについていた、小袋の砂糖と言えばピンとくる方が多いでしょう。
フロストシュガーという名前は、「フロスト(frost)=霜」「フロスティング(frosting)=衣がけする」から由来しています。
グラニュー糖を原料として、粉砂糖を特別な機械で顆粒状に造粒加工した純度の高い砂糖になります。
ちなみに、ブルガリアヨーグルトにフロストシュガーがつかなくなったのは2014年2月ごろです。
ヨーグルトに砂糖をかけず、フルーツソースなどをかける方も多くなり、砂糖を付ける重要性が低くなったと判断されて廃止されてしまったそうです。
当時、私はフロストシュガーの廃止をテレビのニュースで知って、大変ショックを受けたのを今も覚えています。笑
フロストシュガーの特徴
フロストシュガーの魅力は多孔質で顆粒状になった、その形にあります。
6つの特徴をご紹介します。
冷たい水に溶けやすい
フロストシュガーは多孔質とお話ししましたが、それは表面を拡大すると空気の穴がたくさんあいているということです。
そのため、水に入れるとその空気の穴に水が浸入して、砂糖の粒子を早く溶かします。
冷たい水でもすぐ溶ける溶解性をもっているんです!
砂糖は溶けにくいイメージに、当てはまらないんです。
また、サーっと溶けていくので、粉砂糖の様にだまになりにくいのは嬉しい特徴ですね。
泡が立ちやすい
フロストシュガーの空気の穴が、クリームなどをホイップするときに泡立ちの良さを向上させる効果を生みます。
空気の抱き込みが促進されて、短時間でふくらみが良くなるんです。
そのため、お菓子作りの時の砂糖としても重宝されているんですよ!
冷たいクリームにも溶けやすいので一石二鳥ですね。
食品の香りを保ってくれる
フロストシュガーは多孔質の顆粒なので、空気の穴に香気物質の香りが吸着されて、その香気を保ってくれます。
つまり、イチゴなどのフルーツに、フロストシュガーを振りかけると、香気物質が吸着するんです。
フロストシュガーが溶けるときに、その香りが発散されるので、後味などの味覚を楽しむことができるんですよ!
混ざりやすい
フロストシュガーは多孔質なので、表面がでこぼこになっています。
そのため、他のものと混ぜるときにはとても混ざりやすいんです。
さらに、粉砂糖を少量合わせるとさらに混合性が良くなります。
湿気に強い
フロストシュガーは多孔質なので、上白糖やグラニュー糖、粉砂糖と比べて吸湿しにくいのです。
そのため、上白糖でよく起こる砂糖の塊もほとんど起こりません。
湿度や温度の変化に対して、影響を受けにくいのが特徴です。
砂糖が固まってしまうのは、日常よく起こる問題なので、湿気に強いのは嬉しいポイントですね!
熱に強い
フロストシュガーは、多孔質なので空気の穴がたくさんあいているのですが、この穴が熱の伝わりを穏やかにしてくれます。
そのため、他の砂糖と比べて耐熱性があります。
つまり、熱い食べ物の上に振りかけても、グラニュー糖などと比べると溶けにくいということですね。
水に溶けやすく、熱に強い…
砂糖のイメージと逆ですよね!
どこで売っているの?
フロストシュガーは、スーパーやデパートなど探してもほとんど見つかりません。
私もフロストシュガーを求めて様々なお店に出向きましたが、一度も見かけませんでした。
そもそも、店員さんに聞いても「フロストシュガー」という名前を知らないんですよね。
「ヨーグルトに昔ついていた砂糖です!」
と伝えたら、やっと
「あぁ!…ないですね~」
と返答をもらう感じです。笑
そんなフロストシュガーはネット通販で買うのが間違いないです。
楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・au Wowmaなどで販売されています。
地域によっては店舗で売っているところもあると思うのですが、その店舗を知らずに捜し歩くのはかなりしんどいと思います。笑
ちなみに、私は楽天市場で購入しましたが、送料などを考えて多めに買いました。
買いだめするにあたって気になるのが賞味期限ですが、砂糖は賞味期限がないんです。
なので、買い置きしておいても心配なし!
フロストシュガーの活用方法
フロストシュガーはヨーグルトにかける以外にも特性を生かしていろんな料理に活用することができます。
一例としては…
アイシングに
~材料~
- フロストシュガー:45g
- コーンスターチ:小さじ1/2
- 水:小さじ2
- バニラエッセンス:少々
~作り方~
- 材料を全部混ぜ合わせる
- 電子レンジで20秒温める
- 手早くかき混ぜて、パンなどにかける
クッキーやパンにアイシングをかけるだけで一気にお洒落になりますよね!
元々粉砂糖を顆粒状にしたものなので、粉砂糖と同じような用途で使えます。
酢の物・ドレッシングづくりに
冷たいものにも溶けやすいので、酢の物づくりやドレッシングづくりの時には重宝します。
注意が必要なのは、フロストシュガーは体積が大きいので、普通の砂糖を入れる感覚でフロストシュガーを同じ量入れると甘みが足りなくなります。
そのため、フロストシュガーを入れるときには、普段の砂糖より多めに入れるようにするとよいですよ!
まとめ
ヨーグルトの砂糖=フロストシュガー
粉砂糖を顆粒状にしたもので、多孔質なのが特徴
購入するときはネット通販がおすすめ
ヨーグルトの砂糖、フロストシュガーについてご紹介しました。
2012年から廃止されているということは、もう12年前に廃止されていたんですね…
「ヨーグルトの砂糖」で通じなくなる世代が多くなっていくんですね…
しかし、フロストシュガーならではのメリットはたくさんあります。
とっても便利なフロストシュガーを、ぜひ日常に取り入れてみてくださいね。
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